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全105回
2026.10.31 #105 入山功一さんに聞く、巨匠たちと過ごしたアーティスト招聘の現場《音楽のお仕事》 ゲストに日本クラシック音楽事業協会会長の入山さんをお迎えして、クラシック音楽事務所の仕事について詳しくお伺いしました。前編のテーマは「招聘」。中学生で「自分は聴く側のプロになろう」と決めた少年が、クラシック音楽のエージェントという答えにたどり着くまで。そして梶本音楽事務所での24年。電話が飛び交う事務所の空気から、カラヤンやジェシー・ノーマンの思い出など、現場を知る方ならではのお話が続きます。就職のことを考える学生の方にも参考になるお話しになりました。
2026.10.24 #104 マイケル・ジャクソン「デンジャラス」《お薦め名盤シリーズ》 《お薦め名盤シリーズ》、今回はマイケル・ジャクソンの「デンジャラス」(1991年)を取り上げます。「スリラー」でも「BAD」でもなく、あえてこの一枚。響子さんが14歳のときに買ってもらったアルバムを大人の耳で聴き直してみたら、改めたその魅力に気付かされました。クインシー・ジョーンズが手がけた「楽曲を作る音楽」から、音そのもので映像的な世界を作る音楽へ。LPからCDへの移行とデジタル録音の成熟が、その音をどう変えたのか。マイケル・ジャクソンの評価の変遷も含めて語り合いました。
2026.10.17 #103 お気に入りの女性ジャズヴォーカル《私の好きな曲シリーズ》 新シリーズ《私の好きな曲》の第一弾。今回のお題は「お気に入りの女性ジャズヴォーカル」。一人1曲ずつ持ち寄って、なぜその歌手のそのバージョンなのかを語り合いました。前置きにあたる「Verse(バース)」を歌うか省くかで歌の表情がどう変わるか、メロディを崩さずに歌うことの良さ、そしてピアノ1本で祈りのように響く「SOMEWHERE」など、それぞれの好みを語り合いました。
2026.10.10 #102 ブラームス:交響曲第1番〜20年の苦闘が歓喜へと昇華した、シンフォニーの魅力が凝縮された名作〜 クラシックのシンフォニーの王道中の王道といえる、ブラームスの交響曲第1番を取り上げます。着手から完成まで、およそ21年。ベートーヴェンというあまりにも偉大な先例のレッシャー、リストやワーグナーが牽引する標題音楽の時代、そしてクララ・シューマンとの関係。なぜこの曲がこれほど重く、そして美しいのかを、その背景から辿りました。後半は演奏の聴き比べへ。古楽研究の成果を取り込んだ近年の小編成のアプローチが、この曲をどれだけ新鮮に響かせるかについても語り合っています。
2026.10.03 #101 村上春樹「意味がなければスイングはない」《おすすめ音楽本シリーズ》 《おすすめ音楽本シリーズ》の2回目は、村上春樹の音楽エッセイ集「意味がなければスイングはない」を取り上げます。シューベルトからスタン・ゲッツ、ブライアン・ウィルソン、スガシカオまで。客観的な評価だけではなく「自分がなぜこの音楽を好きなのか」ということを深掘りしたこの一冊は、僭越ながらこの番組とスタンスが近いと感じました。情報がいくらでも手に入る今、音楽をどう聴いていくのが楽しいのかについて、改めて教えてくれる素晴らしい本です。
2026.09.19 #99 夜に一人で聴きたい、静かな時間に寄り添う音楽 家族が寝静まったあと、一人で音楽と向き合う時間。今回は、そんな夜に何を聴くかを三人が持ち寄りました。深夜まで働いて高ぶった神経を降ろすために音楽を使っていた頃の話から、ジョン・ケージ「4分33秒」を終盤に置いたブニアティシビリのアルバム、抑揚のない持続がそのまま時間になっていくシルヴェストロフの歌曲集まで。後半は、静かな曲こそオーディオで鳴らすと本領を発揮する、という話へ。小さい音をきちんと鳴らすことの難しさと面白さも語り合いました。
2026.09.12 #98 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲〜美しき旋律が心を射抜く、ロマン派協奏曲の金字塔〜 あまりに有名で、かえって取り上げそこねていた作曲家。今回は番組で初めてチャイコフスキーを正面から取り上げ、ヴァイオリン協奏曲を入口にその魅力をたどります。合唱は盛んでも器楽では後発国だったロシアで、初めて音楽院で専門教育を受けた「プロの作曲家第1号」という立ち位置。メロディーの美しさの正体が、実は和声との組み合わせにあること。そして1878年、結婚の破綻という人生でもっとも過酷な時期にこの曲が書かれたこと。第1楽章で主題がオーケストラに帰ってくる瞬間をどう聴くか、聴き比べのポイントも交えながら語り合いました。
2026.09.05 #97 著作権のキホン 〜あなたの聴いている1曲には、こんなに権利が乗っている〜 「著作権」という言葉はよく耳にするけれど、実は知らないことばかり。YouTubeで好きな曲を弾いてみるのはよくて、なぜ原盤をBGMに使うのはダメなのか。コンクールのアーカイブで、現代曲だけ後から聴けなくなるのはなぜなのか。今回は、レコード会社で日々権利と向き合っている岡野に、響子さんと有抄さんが素朴な疑問をぶつけていきます。著作権と著作隣接権の違い、JASRACと音楽出版社の役割、お店で音楽を流すときに必要なこと、そして「死後70年」だけでなく音源そのものにも効いてくる70年のルールまで。発信する側に回ることが当たり前になった今だからこそ知っておきたい、著作権のキホンを巡る対話です。
2026.08.29 #96 古楽って何なの?《教えて有抄さんシリーズ》 「古楽って、古い楽器で演奏することですか?」——その素朴な問いから始まる《教えて有抄さんシリーズ》です。古楽とは、当時の人がどんな楽器で、どんな奏法で、どんな場所で演奏していたのかを研究し、それを実際の演奏に持ち込むという考え方であり、運動です。しかも保守的どころか、19世紀末から定着していた重厚長大なバッハに揺さぶりをかけるカウンターとして始まりました。そんな古楽ムーブメントについて、始まりから現在の成熟までを辿ります。
2026.08.22 #95 ドライブで聴きたい音楽 今回のテーマは「ドライブで聴きたい音楽」。カセットやMDで一曲ずつ選んで作った思い出のプレイリストから、車という小さな音響空間ならではの聴き方などなど。バッハは高原に、ワーグナーは夜の高速に、お気に入りの曲を思いっきり歌いながら——三人それぞれのドライブBGMをめぐる、肩の力を抜いた対話です。運転中に音楽を選ばず"流れてくるもの"に身を委ねる心地よさについても語り合いました。
2026.08.15 #94 Official髭男dism〜昭和から令和を串刺しにする王道ポップバンド〜 Vaundyの回に続くJ-POP。今回はOfficial髭男dismを取り上げます。音楽的にはかなり複雑なことをやっているのに、出てくるのは徹底した王道のポップスなのが彼らの凄さ。そして同時にポップスの境界に揺さぶりをかけてくる。「Pretender」「Subtitle」「宿命」「115万キロのフィルム」「アポトーシス」「Cry Baby」などに触れながら、彼らの音楽の魅力について語り合いました。
2026.08.08 #93 キース・ジャレット「ケルンコンサート」《名盤出会い直しシリーズ》 発売から50年、いまなおジャズで最も売れたレコードといわれるキース・ジャレット『ケルン・コンサート』。企画したのは高校生、開演は深夜11時半、ステージに置かれていたのは傷んだ小さなピアノ——最悪の条件がなぜ奇跡の名盤を生んだのか。今年春に公開された映画の話題も交えながら、3人がそれぞれの「出会い直し」を語ります。制約の中でこそ本当の力が現れる、という話は音楽にとどまらないかも知れません。
2026.08.01 #92 武満徹「系図(Family Tree)」 featuring のん《お薦め名盤シリーズ》 今回のお薦め名盤は、日本を代表する作曲家・武満徹が最晩年に遺した名作「系図(ファミリー・トゥリー)」。谷川俊太郎の詩を少女の声で語る、家族をめぐる音楽です。女優ののんさんの素晴らしい語りと、バッティストーニ 東京フィルハーモニー交響楽団が描く色彩感溢れるオーケストラが、この作品の魅力を再認識させてくれるアルバムです。岡野がプロデュースした一枚を入り口に、「怖さ」と「愛」が同居するこの作品の魅力を語り合いました。
2026.07.25 #91 前田明子さんに聞く、 音楽による街づくり《音楽のお仕事》 「音楽のお仕事」シリーズ、川崎市文化財団・前田明子さんをお迎えした後編です。テーマは「音楽による地域まちづくり」。かつての工場の街・川崎が、約20年で市民の多くが「音楽のまち」と認識する街へと変わっていった道のりを伺いました。川崎ジャズの「橋をかける」という発想、路上ライブを残すためのルールづくり、市制100周年の「川崎の歌」づくり。「音楽の入口をどれだけ増やせるか」という実践のヒントが詰まった、聴きどころの多い一本です。
2026.07.18 #90 前田明子さんに聞く、『広報』はコミュニケーションデザイン《音楽のお仕事》 「音楽のお仕事」シリーズに、川崎市文化財団の前田さんをお迎えしました。小学校でのオーボエとの出会いから、オーケストラのライブラリアン、そしてホールの広報まで――歩みをたどると見えてくるのは、「広報とは宣伝ではなく、音楽と人をつなぐコミュニケーションデザインである」という仕事観でした。速報新聞、まちの縁側、英国で受けたインプロの衝撃。クラシックの聴き方も、働き方のヒントも詰まった前編です。
2026.07.11 #89 エマーソン, レイク&パーマー「タルカス」《名盤出会い直しシリーズ》 名盤出会い直しシリーズ、今回は岡野が中学時代から聴き込んできた1枚、エマーソン・レイク&パーマーの『タルカス』を取り上げます。クラシックとジャズの素養を持つ猛者たちがぶつかり合うプログレッシブ・ロックとは何なのか——その成り立ちから、3人の化学反応が生んだ過剰なエネルギーと叙情性までを語り合いました。後半は、吉松隆さんによるオーケストラ版をめぐって岡野が立ち会った、キース・エマーソンと父にまつわる忘れられないお話もお届けします。
2026.07.04 #88 寺島靖国さんに聞く「寺島流ジャズの楽しみ方」(後編) ジャズ界のレジェンド・寺島靖国さんをお迎えした2回シリーズの後編です。コーヒー一杯で成り立つジャズ喫茶というビジネスから話は始まり、寺島さんの意外な来歴、アルバムを「曲目から選ぶ」という聴き方、そして即興の名作『ケルン・コンサート』を楽譜から再現した試みを巡る賛否へ。「変わり続けることこそ音楽を楽しむこと」——達人の現在の言葉が詰まった回です。
2026.06.27 #87 寺島靖国さんに聞く「寺島流ジャズの楽しみ方」(前編) 今回は有抄さんがお休みで、ゲストとして、ジャズとオーディオの評論家として知られる寺島靖国さんをお迎えしました。前編のテーマは、ジャズの黄金時代をリアルタイムで聴いてきた寺島さんの「原点」と「聴き方の哲学」。貧しい少年時代から憧れのジャズ喫茶へ、権威主義を嫌い音楽を楽しみ尽くす達人ならではの言葉が次々に飛び出します。聴き方そのものが少し自由になる、そんな対話の前編です。
2026.06.20 #86 ドビュッシー:海 〜感覚を音に変えた革命〜 「交響詩」と呼ばれることの多いドビュッシー《海》。けれど本人がつけた副題は「3つの交響的素描」でした。物語を描くのではなく、波や光といった“感覚”そのものを音にする——その革新性が、なぜ20世紀音楽の扉を開いたのか。北斎やターナーへの愛着、ローマ大賞をめぐる反骨、そして「すごいけれど特別好きとは言いきれない」という率直な本音まで。番組初登場のドビュッシーを、肩の力を抜いて巡る対話です。
2026.06.13 #85 佐藤允彦「パラジウム」《お薦め名盤シリーズ》 ピアニスト佐藤允彦の1969年デビュー盤『パラジウム』をご紹介。プリペアドピアノの幻想的な序奏からビートルズ「ミッシェル」、そしてオリジナル曲が並ぶ全6曲・42分のトリオ作品です。武満徹や高橋悠治ら日本現代音楽との接点、日本画の余白にも通じる「間」の感覚、冨樫雅彦の凄み――60年代日本がジャンルの垣根を越えていた時代の一枚を、有抄さんの佐藤さん取材エピソードと岡野さんの佐藤さんとのレコーディング現場の話を交えて語り合いました。
2026.06.06 #84 ソナタ形式《教えて有抄さんシリーズ》 久しぶりの「教えて有抄さん」シリーズ。コンサートのプログラム解説に必ず出てくる「ソナタ形式」、その正体を提示部・展開部・再現部の三部構成から、第1主題・第2主題・モチーフの関係、そして「ソナタ」という言葉の語源まで、有抄さんに丁寧にほどいてもらいました。後半はモーツァルトK.545やベートーヴェンの「運命」を例に取りながら、ソナタ形式が西洋の弁証法的・進歩主義的な世界観の現れであること、それが日本の回遊式庭園や漢詩とどう違うのか、という文化史的な話にも踏み込んでいきます。「コンサートで解説を読んでも分からない」と思った経験のある方にこそ聴いてほしい一本です。
2026.05.30 #83 プロデューサーって何をやっているの?《音楽のお仕事》 「音楽プロデューサーって、結局何をしている人?」その素朴な疑問から始まった今回。語源は「価値を作り出す」こと。企画・資金集め・キャスティング・現場ディレクションまで一気通貫で関わるプロデューサーの仕事を、岡野さんが自身の経験を交えて語ります。ディレクターとしてのレコーディング現場の話も含め、音楽の現場で人と人の間に何が起きているのかを語り合う回になりました。
2026.05.23 #82 荒井由美「ひこうき雲」《名盤出会い直しシリーズ》 1973年、19歳の荒井由実が世に出したデビュー作『ひこうき雲』。じわじわと評価されてきた一枚を、《名盤出会い直しシリーズ》として改めて聴き直しました。19歳の女性が書いた歌詞のリアリティ、歌手ではない人を歌わせるという当時の革新、バックを務めたキャラメル・ママ(ティン・パン・アレー)によるサウンドの厚み。そして『MISSLIM』『COBALT HOUR』へと広がっていく初期三部作の世界の変化。なぜ50年以上経った今も新しく聴こえるのか、3人で語り合いました。
2026.05.16 #81 J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲 〜変奏という名の魔法〜 今回のテーマは、J.S.バッハ《ゴルトベルク変奏曲》。アリアと30の変奏、3曲ごとに置かれたカノン、第16変奏で折り返す二部構成――2段鍵盤のチェンバロのために書かれたこの怪物的な作品を、まずは設計図から解きほぐします。後半は演奏史を一気にたどる時間。20世紀のチェンバロ復興、グレン・グールドの55年盤と81年盤、リヒターのモダン・チェンバロ、レオンハルト以降の古楽器路線、そして現代のペライア、オラフソン、ジャン・ロンドーまで。「変奏という名の魔法」のかかり方が、奏者ごとにこんなに違う。プレイリストで並べて聴くのが楽しくなる回です。
2026.05.09 #80 写真の愉しみ《音楽じゃないお話し》 「音楽じゃないお話し」シリーズの第一弾は、有抄さんの趣味である写真がテーマ。なぜ人は機械を介して表現したくなるのか、絞りとシャッタースピードとISOを操る愉しみ、「今この瞬間」に集中することの解放感、ライカという不便なカメラをあえて選ぶ理由、そして「反復を絶望しないで生きるための練習」としての撮影行為まで。写真の話が、いつのまにか音楽やオーディオ、人生の在り方そのものへと広がっていく一本です。
2026.05.02 #79 指揮者って何をしているの? 今回はオーケストラの中で指揮者が果たしている役割を、それぞれの体験や印象を交えながら語りました。拍を取るだけではない、音楽の方向を示し、演奏家たちをひとつにまとめる存在としての指揮者。求められるのは読譜力や知識だけでなく、ビジョン、説得力、そして人を動かす力なのか?後半では、印象に残っている指揮者や忘れられない演奏についても話が広がりました。
2026.04.25 #78 ビル・エヴァンス「ワルツ・フォー・デビー」《名盤出会い直しシリーズ》 今回は「名盤出会い直し」シリーズとして、ビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビー』を取り上げました。ジャズの大定番として知られるこの一枚を、あらためて聴き直しながら、その叙情性、トリオならではの対話感、ライヴ録音の空気感について語り合いました。ただの名盤紹介ではなく、「なぜ心地よく聴けるのか」「なぜ日本でこれほど愛されるのか」「好きだったのに途中で聴かなくなったのはなぜか」といった、それぞれの実感も交えながら話しました。
2026.04.18 #77 マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 今回はマーラー《交響曲第8番「千人の交響曲」》をめぐって、三人それぞれの聴き方や印象の変化を語りました。「規模が大きすぎて近寄りがたかった」という最初の印象から、実際に聴いて見えてきた多幸感、生命力、そして圧倒的な音響体験へ。作品の構成や背景、マーラーという作曲家の人物像にも触れながら、その魅力をじっくりたどっています。
2026.04.04 #75 ライブとレコーディング 今回は「ライブで聴く音楽」と「録音で聴く音楽」の違いについてトークしました。その場でしか味わえない熱量やつながりがあるライブ、一方で音の完成度や集中して向き合える魅力がある録音作品。どちらが上かではなく、それぞれにしかない面白さをたどっています。ライブレコーディングとスタジオ録音の違いや、コンサートで目を閉じて聴く感覚の話まで、音楽体験の奥行きをじっくり語った回です。
2026.03.28 #74 冨田勲「惑星」《名盤出会い直しシリーズ》 今回は「名盤出会い直しシリーズ」として、冨田勲『惑星』を特集しました。シンセサイザー音楽の先駆者としての冨田勲の歩みから、『惑星』が生まれるまでの苦労、そして今あらためて聴こえてくるその凄みまで、じっくり語りました。岡野さんが、冨田さんと仕事をした実体験を交えながら、作品の背景と音の世界をたどる回です。
2026.01.10 #63 マイルス・デイビス「カインド・オブ・ブルー」《名盤出会い直しシリーズ》 今回は「名盤に出会い直す」シリーズの第1回。 あまりにも有名な、ジャズの歴史上最重要アルバムのひとつとも言える、マイルス・デイヴィス『Kind of Blue』を取り上げました。 モード・ジャズの自由さ、録音現場の緊張感、リーダーとしての凄みまで、なぜこのアルバムがそんなに重要なのかを掘り下げてみました。
2025.12.20 #60 サンソン・フランソワ「ショパン:ピアノ協奏曲第1番」《お薦め名盤シリーズ》 ショパンのピアノ協奏曲第1番の中でも異色の名盤、サンソン・フランソワとモンテカルロ歌劇場管によるアルバムについて語り合いました。 “コンクールでは絶対に通らない”ような自由さと、耳から離れない中毒性。 ツィメルマン盤やショパン・コンクール、反田恭平さんの話まで飛び出しながら、フランソワの演奏の魅力について掘り下げてみました。
2025.12.13 #59 エンニオ・モリコーネ〜喜びと哀しみが響き合い、人生を彩る音楽 今回は、映画音楽の巨匠・エンニオ・モリコーネについて。 「ニュー・シネマ・パラダイス」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」「ミッション」など、おなじみの映画から見えてくるのは、喜びと悲しみが静かに響き合う、人の“内面”を描く音楽。 マカロニ・ウェスタンの話、日本のアニメ劇伴との意外なつながり、ジョン・ウィリアムズとの比較まで、三人それぞれのモリコーネ体験を交えながら語り合いました。
2025.12.06 #58 Vaundy〜ジャンルの壁を遊ぶように飛び越える音楽の錬金術師 今回はVaundyを大人視点で取り上げてみました 。 ポップのど真ん中にいながら、どこか懐かしくて、でもちゃんと新しい。その不思議な魅力を、「音の作り」「歌詞の世界」「にじみ出る優しさ」「世代をこえた響き方」という切り口で掘り下げていきます。 Official髭男dism や Mrs. GREEN APPLE、藤井風など、ほかのアーティストとの違いや共通点にも触れながら、「なぜ今こんなにも Vaundy が支持されるのか?」を自分たちなりに整理してみました。 それぞれの“推し曲”も紹介しているので、聴いたことのある方はもちろん、「名前は知ってるけど…」という方の入口にもなればうれしいです。
2025.11.29 #57 西洋音楽と日本人 西洋音楽は、いつ、どのように日本人の耳に届き、どんなふうに「自分たちの音楽」になっていったのか。 今回は、鎖国時代のキリスト教音楽からペリー来航、明治の音楽教育政策、大正・昭和のレコードと浅草オペラ、戦時中の敵性音楽、そして戦後の作曲家やポップス/シティポップまで、「西洋音楽と日本人」について考えてみました。
2025.09.20 #47 音楽のお仕事:音楽事務所って何をやっているの? テレビとともに発展してきた芸能プロ? コンサート主戦場の音楽系プロ? クラシックの“呼び屋”って何? 今週は新シリーズ「音楽のお仕事」の第1弾。音楽事務所の歴史から、マネージャーのリアル、クラシック現場の企画とプロデュース、そしてインディペンデント時代の働き方まで、三人でわいわい深掘りします。
2025.09.06 #45 ピアソラ「タンゴゼロアワー」《お薦め名盤シリーズ》 伝統的なタンゴを革新し、「ヌエボ・タンゴ」を生み出したアストル・ピアソラは、タンゴを超えて、世界中の音楽家や音楽ファンを魅了する音楽家。 その代表的な名盤『タンゴ・ゼロ・アワー』(1986年)を中心に、彼の音楽人生と作品の魅力について語り合いました。 ピアソラの音楽に初めて触れる方にも、すでに愛聴している方にもおすすめの一回です。